照らされて、光合成

リーフィアとランクマに挑むトレーナーの記録

【ポケモンSV】S8振り返り~負けを通して、勝つヒントを知りたい~【構築”反省”記事】

 

敗北を財産にするには・・・?

 

【自己紹介】

 はじめまして。リーフィア入りの構築でランクマに潜っています、「えすくま」と申します。「リーフィア入り最終三桁」を目指しておりますが、実力的には最終2000位代といったところです。(自己紹介おわり)

 

【はじめに】

 さて、今回突然記事を書いてみたのには、理由がありまして。シンプルですが、勝てなかった理由の取っ掛かりを言語化してみたいな、と思った次第です。

 

 直近のシーズン8では、過去作準伝やヒスイ地方のポケモンたちも新規追加され、SVランクマでも最大規模の変化があったように思います。それだけに、このルールから頑張ろうと意気込んでいた方も多かったのではないでしょうか。かくいう私も、新解禁ポケモンが楽しみ過ぎて、シーズン7の頃から積極的にレギュDルールの仲間大会に参加していました。シーズン中には対戦オフにも参加させていただき、出来る限り環境を追うようにしていました。

 今シーズンこそは…!という気持ちがめちゃくちゃ強く、絶対にシーズン8で最終3桁を取るんだ、と意気込みまくってましたね。

 

 そんな心持ちでリーフィアと挑んだシーズン8ですが、最終順位「2540位(レート1803)」という結果に相成りました。

 

 うーーーん、普段通り………………。

 自分なりに新ルールに向けて、準備期間をガッツリ設けて取り組んだつもりでしたが、これまでと大して変わらない結果になってしまいました。大きく後退しなかっただけマシなのかもしれませんが、やはり悔しいものは悔しいです。

 それに、「なんで勝てなかったんだ…?」と考えてしまうんですよね。これまでは「次だ次!記事読むぞ!」と割と前ばかり見てたんですが、今回はどうにも足元に目が行きまして。例えば、準備の仕方が良くなかったのか、シーズン中の取り組み方が下手だったのか…とかです。ただ、これまでポケモン対戦でネガティブになりたくないと思って深く考え込まずに来たもので、負けた理由を頭の中で思い浮かべても漠然としていたり、具体性がなかったりで学びが無いな…と感じてしまったんです。

 一方で、上位勢の方の構築記事などを読むと、勝てた理由や軸の選定理由などが明確で勝ちに対するビジョンも明瞭な方が多い印象です。負けた理由も判然としない私と、勝てた理由が理知的な上位勢。なんとなく、この明度の違いにヒントがあるのでは…?という気がします。勝てた構築に勝てた理由があるならば、負けた構築には負けた理由があるはずですよね。

 そこで思ったことが一つ。

 「負けた構築を晒しながら負けた理由を言語化してみたら良いのでは…??」

 

 えー、前置きが長くなりましたが、本題は上のコレです。はじめます。

 ほぼ備忘録みたいなものですが、もしこの記事を読んでくださる方がいらっしゃいましたら、忌憚なきご意見ご感想なんでもいただきたいです。

 

【シーズン8使用構築】

 (レンタルコードは無視してください)

【構築ができるまで】

 まずはじめに、レギュD注目株の水ウーラオスとレギュCで覇権を握ったパオジアンに強い初手要因は構築に必須であると考えました。特に環境初期は。理由は以下です。

 1.序盤から水ウーラオスの使用者が多い(=開発が速く、型が多様化しやすい)

 2.パオジアンは既に型が多様化しており、軸としても5体目6体目としても採用されやすい(=遭遇率が高い)

 その上で、パオジアンの氷柱落とし怯みに付き合わず、その他の初手(ディンルーやランドロスなど)にも何らかの仕事ができる事を求めました。

 その結果、シーズン7で最終10位を達成された方の「テツノブジン@スカーフ」がこれらの要素を高い水準で満たしていると思われたので、ここから構築を組み始めました。また、このブジンは、ルールは違えど既に結果を残されている並びの一部だったため、構築の原型を保ったまま使用感を確かめる方が良いだろうと考え、同記事の「カバルドン」と「鋼テラスカイリュー」も採用しました。並び単位で使用することで、強い並びを考えるヒントを得たかったというのもあります。

※カバだけHD特化に変更しました

 

 取り敢えず3体は用意できました。この時点では、ここから環境を見ながらリーフィアの型と残りの2枠を決め、軸が環境に合わないと思ったらまた一から練り直せばよい、と考えていました。

 

 

 次に考えたのは相棒枠「リーフィア」の型です。この準伝環境、この子に任せられる役割は何だろうかと思案しておりました。が、いるじゃないですか、環境で頭角を現しつつあるカモになりそうな物理ポケたちが。

 

 

 

 よって、上から「あまえる」+「こうごうせい」で彼らを詰ませられる型を連れて行きました。

 少し本論から話は逸れますが…。

 Q.トリックルームどうするの?

 A.トリル始動要因(主にミミッキュ)にカバルドンを合わせて対応してました

 具体的には、トリル展開後のミミッキュ地震連打で突破した後…

 イダイトウの場合:イダイトウに欠伸をいれて退場し、リーフィアを繰り出してこうごうせい

 ガチグマの場合:倒された後にリーフィアで霊テラスを切って空元気を透かしながら甘える

 このルートで、最終日付近はミミッキュ+ガチグマorイダイトウにはほぼ負けませんでした。リーフィア強いわ~~(うちの子自慢)

 

 ー閑話休題

 

 リーフィアの型も決まり、残り2枠。

 ここまでで重たいポケモンを列挙してみます。

 ・テツノツツミ

 ・ヘイラッシャ

 ・ドヒドイデ

 ・ランドロス

 ・サーフゴー

 これらに強いポケモンを探しました。

 ドドゲザンやゲッコウガなど、様々なポケモンを試しましたが、最終的に「パオジアン@突撃チョッキ」と「イーユイ@眼鏡」になりました。パオジアンは、チョッキを持たせることでツツミに勝ちやすくして、電気テラスにすることでヘイラッシャとドヒドイデに抗えるようにしました。イーユイは、眼鏡を持たせることでこれらのポケモンの後投げを許さないようにしつつ、カバルドン展開の天敵となるサーフゴーの選出抑制を担ってもらいました。

 

 ざっと説明しましたが、これにて6体揃いました。

 

 さて、ここから構築を練りながら最終日に向けて準備していくぞぉ^^

 今何日だ…?

 

 

 7月29日(土)

 

 

( ゚Д゚)

 

【なぜ勝てなかったのか】

1.ただ構築を借りただけで、学ぶ事の意味を理解してなかった

 ブジンカバカイリューの並びを使った理由の章でも書きましたが、そもそもこの並びを使っていたのは、シーズン8初期環境において重要な要素を持っていると感じたからでした。そして、強い並びを作るヒントを得るためでした。

 ですがシーズン8の私は、参考元の記事の著者様の努力の上澄みをすくい取っただけで、学べていません。もちろん、上位勢の構築をベースに自分なりの構築を作り上げることは何も間違っていないと思います。むしろ、上位勢の方々もそうして上達されているのでしょう。ですが、それは他者の構築や考え方から自分の経験値に変える努力をすることが前提になければ成立しません。勝つプレイヤーというのはそこを常に意識されているのだと思います。一方で、シーズン8での私の取り組み方には、それが見えないと言えます。先の構築紹介の章でお気づきになった方もいらっしゃるかと思いますが、パオジアンとイーユイの採用理由に論理的な要素が薄いです。「あれとこれが重いから、こいつをいれてみた」というざっくりとした根拠擬きであり、構築との相性やバランスなどについて一切言及できていません。チョッキ持ってれば大体のポケモンはツツミに強そうだし、眼鏡持ってればパワーも出ますしね。なぜパオジアンだったのか、なぜイーユイだったのか、そこまで詰めるべきだったのかもしれません。

 シーズン8の私は、人の構築を借りるだけ借りて満足し、そこからどうしてこの構築が結果を残せたのかという背景の理解を怠りました。構築記事を読むという事は、その構築の中身を知ると共に強さの理由を知る事でもあるという大前提を忘れておりました。今から肝に銘じます。

 

2.構築をいじる勇気がない雑魚メンタル

 環境の変化して重いポケモンが生まれたら、構築にその対策を落とし込みますよね。それで構築をいじる時、「ん~、ヒードランをヒスイヌメルゴンに変えればツツミは見れるけど、ハバカミ重くなりそうだな…。かと言って他の案も浮かばないし…。もう少しヒードランでいいか。」みたいなこと起こりませんか?私はよく起こります。そのせいで構築をいじる事にもの凄い苦手意識があるんですよね。

 溶かすぐらいなら現状維持、みたいな逃げの思考が隠れてる気がします。でも、構築が改善されれば溶ける事はなく、むしろ順位は上がっていくでしょうし。いじった結果溶けたとしても、溶けた先でまたいじって今度は改善される、なんてこともあるでしょうし。冷静になって考えると、満足いかない内は構築はいじり得な気がしますね。皆様どう思われますか…?

 私は次のシーズンからはガンガンいじってジェットコースターを楽しみたいと思います。

 

3.並びにこだわりすぎない

 今回私は、ブジンカバカイリューにひたすらこだわっていましたが、今思えばもう少し視野を広く持ってカバルドンだけ変更、カイリューだけ変更、などを考えても良かったのかもしれません。シーズンが終わった今分かったことなのですが、スカーフテツノブジンで最終3桁を達成されてる方がいらっしゃいました。ということは、スカーフテツノブジン自体は可能性のあるポケモンだったと言えますので、コイツを中心にもっと色んなポケモンと組み合わせることを意識しても良かったのかな…?と感じてます。

 特に終盤のサーフゴーの増加からブジンカバカイリューを出しにくいと感じることが多かったのですが、取り巻きを変更する事で対応しようと考えていました。イーユイを投入した理由ですね。しかし、結局ブジンカバカイリューの中にイーユイを絡めた選出ができず、イーユイはただの見せポケになっていました。しかもその時にはもう終盤だったわけで、すぐに対応できるわけもなく…。

 こういうことが起こらないように、環境との照らし合わせをした中で軸を見つけることが大切ですね(当たり前すぎワロタ)。

 一つの並びにこだわりすぎないこと、2とも通じる部分があるような。

 

【まとめ】

 負けた構築には負けた理由があるだろう、と考えてこの記事を書いてみましたが、「そりゃ勝てないだろw」って感じましたね。うまく言語化できたかは分かりませんが、自分の中だと、この記事を書く前よりは負けた理由が明瞭になったように思います。

 

 最後に、私の最終的な目標は最終3桁ですが、

1.複数の構築記事から勝てた背景を見出し、共通項を探る

2.構築に不満があるうちはガンガンいじる

3.自分の構築を疑う

 今シーズンは、この3つを経た上で最終日を迎えることを目標にしたいと思います。

 

最後駆け足でしたが、長くなったのでここで締めます。

こんな駄文まみれの記事をここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

途中で読むのやめてしまった方、開いていただいてありがとうございました。

 

全てのランクマ戦士に幸あれ